スピード練習は不安との戦いです。
普段の練習であまり経験した事のない様な
スピードで走ろうとすると、急に力みが入り
スピードをコントロール出来なくなります。
原因は、
経験不足
速いペースで走る事に慣れていないので
脳が速いペースで走り続ける事に対して
体の変化の予測がつかずに
走れば走るほど不安が増して来て、
故障するんじゃないか?
とネガティブな思考が生まれます。
更に、
肉体的限界(脚が重い、腕が痺れる)
生理的限界(呼吸が苦しい)
に近付けば、
この苦しさから解放されたい!
と不安回避に向けた思考が強まり、
ここで心が折れると一気にペースダウン。
と言う構図です。
苦手意識があると、現実世界でも
苦手意識をより強固にするための
原因探しが始まるので、
スピード練習中も
- 俺だけ呼吸が乱れてる
- なんか、足首が痛いかも
- 腕が痺れて思う様に動かない
など、自分の体に起こるマイナスの変化ばかりを見つけようとします。
じゃあ、どうするか?
余裕の持てるスピードでしっかり慣れる
そして
少しずつペースを上げる
着地を変えたり、体の意識する部分を変えたりすれば、
「突然スピードが出せる様になるかもしれない。」
と言うような非現実的な事を追い求めても、
結果としては度重なる故障と伸び悩む記録と言う現実を突き付けられました。
結局は
一歩一歩着実に階段を上るしかない
とマラソンを始めて10年目でようやく気付きました。(笑
マラソンは
(練習を)積み上げてナンボ
故障をしない選手がやっぱり強いですね。
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