マラソンのメンタルコントロールで重要なのは、
快適に走っていた状態から
徐々に足が重くなり、
肉体的にも精神的にも疲れが見え始めた頃
苦しくなった時の走り方は、
「今の状態で最高の走りを心掛ける。」
フルマラソンだと、20km過ぎから体が徐々に重くなり、
イーブンペースを維持するのに集中力が必要になって来る。
1kmごとのラップを確認して、ペースが落ちていなければ
「まだ行ける」と言ったポジティブ思考でも集中力を維持する事が出来る。
しかし、ペースが落ちて来た時に
「さっきまでは余裕だったのに…」
と、過去の余裕度と比較して、気分が揺れ出し、
人によってはネガティブな思考が発動する。
(人によって直前の1kmの余裕度だったり、
一番快調だった時期の余裕度など比較する時間軸は様々かな?)
- 何でこんな苦しい思いして走ってるんだろう
- ヤバイ…このままズルズルとペースが落ちたら自己ベスト更新も厳しい
- あんなに練習したのに何が原因だろう?朝食べた物が良くなかった?
などなど、現状の苦しさの原因探しや、
現状の苦しさから予測される好ましくない
未来予想図を思い描いて、走る事の楽しさを味わえなくなってしまいます。
なので、自分の意識を今に集中します。
- 私は今、この瞬間が一番若い。
- 私は今、この瞬間が一番健康。
- 私は今、この瞬間が一番速く走れる。
今、今、今、……ずっと今なんです。
過去の10代の頃と今を比べても何も意味がありません。
0.1秒前の自分とすら今の自分を比較する事も意味がありません。
今の状況が2時間後いや、0.1秒後どうなるかすら誰も分かりません。
過去と今を比較して感情が揺れ、未来を予想して感情が揺れる。
それよりも、今この瞬間を大切にしなければという事になります。
マラソンで一番大事な事は
今に集中する事
練習が十分に積めたとか、
レース前日のイメージトレーニングは
既に過去の事であり、あなたの頭の記憶として
残っているだけで、現実の世界には存在しません。
大事なのは、
今の走りに集中して自分の望む未来に向けて
どれだけ近づける事が出来るか
未来への不安や
過去への後悔は必要ありません。
自分を信じて前を向いて
今出来る最高の走りをしましょう
コメント