フルマラソンとコース料理に共通するもの
フルマラソンとコース料理で共通する大事な要素は….ズバリ!
”ペース配分”
コース料理は和・洋・中と色々ありますが、一般的に
→お口直し(シャーベット)→メイン(肉)
→サラダ→デザート→コーヒー
と、言った感じで9~10品が平均的。
これが結婚式の披露宴などになれば、
飲み放題+ウェディングケーキが加わったり、
バスツアーなどになれば、
メインがカニの食べ放題やスイーツバイキングが
加わって来る事になります。
1回の食事で9~10品。
飲み物を外すと8品程度、
そしてメイン料理が出てくるのは5~7品目辺り。
コース料理を経験した事のある方なら分かると思いますが、
コース料理の献立を見てメイン料理に
自分の好きなものがあれば当然食べる
ペース配分をしっかり考えますよね。
場合によっては前菜は手を付けずに
メインに備えるみたいな(笑
ましてやメインがラストの
スイーツバイキングともなれば、
前日の夕食の量を控えてまで本番のラストに余力を残す!
でも、あまりにもお腹が空き過ぎていると、
ついつい食前酒で食欲に火が付き、
前菜を食べながらパンやワインを過剰に摂取。
最初のメイン料理でパンをお替り…
そして次のメインはお腹一杯なのに詰め込むだけ(笑
デザートとコーヒーは惰性で….。
帰る頃には食べ過ぎで気持ち悪くなり、
お店の評価もマイナス….って、自分が悪いのですが(笑
これって、私の考えるフルマラソンのペース配分にそっくりです。
フルマラソンも最初に欲張ると終盤が苦しくなる
フルマラソンの勝負所は30km~40km
30kmまでのペース配分が
非常に重要になって来ます。
スタート~10km
当日の体調確認も兼ねて周囲のペースが速くても
焦らずじっくり
- 脚は軽い?重い?
- お腹の調子は?
- このペースは速すぎない?
- フォームはいつも通り?
など自分の体とゆっくり対話。
10km~20km
体もほぐれて周囲のランナーの動きを観察したり、
綺麗なお姉さんやイケメンランナーを探したり(笑
沿道の応援に耳を傾けたりしながらリラックス。
20km~30km
補給食を注入し、少し疲れて来た体に意識を向け
- 痛みのある箇所はないか?
- このペースで最後まで持ちそうか?
- 周囲に同じレベルのランナーはいなか?
など集中力が切れない様に
徐々に気持ちを上げて行きます。
そしてメインの30km~40km
気持ち的にはスイッチを切り替えて
ペースを上げる感覚ですが、実質的には現状維持が精一杯。
でもこの辺りをイーブンペースで走ると
前から落ちて来るランナーを次から次へとパス出来ます。
逆に抜いて行くランナーは数える程度。
たまに、練習の一環として
ビルドアップしていく集団などがあれば、
ちょっとだけ着いてみて行けそうだったら乗ってみる。
ラスト2km
ここまで来れば後はいつも走り慣れている
ホームコースをイメージしてラストスパート(気持ちだけ)
心肺機能を追い込みながらゴーーーーーーーーール!
ってな感じです。
失敗レースを振り返ってみると
最初の2kmで火が付いて、
「今日は行ける!!」
「体も軽い」
とランナー渋滞を右に左に避けながら、
前日までに溜め込んだ炭水化物を無駄に使って
イケイケドンドン♪
給水所も混んでるからと、スポーツドリンクをスルーして
水だけ補給してとにかく前へ。
15km過ぎから
「あら?もう太ももに疲労感?」
「とりあえずジェル摂取しとく?」
25kmで気持ちは前に行く気があるのに、
脚が出ない。ペースもジリ貧。
30kmで脚がパッタリ。
走っては右足が攣り、ストレッチしてる間に左足が攣る。
前半抜いたランナーに
「ファイトです!」と声を掛けれら、
沿道からも「後10kmよ~頑張って。」…..
「って、後10kmもあんの?」
と心が萎える。
攣っては止まり、ストレッチをして、
痛む足を引きずって、
必死の思いでゴーーーーール
……。目標タイムを20分オーバー
辛かったなぁ~2月の延岡西日本マラソン(笑
これ実話です(笑
練習が積めている時ほど結果に飢えていて、
最初からガッツリ行ってしまう。
まさに空腹状態でのコース料理。
皆さん、
フルマラソンはペース配分が大事です☆
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